日本では日本海側の富山湾以南にも生息するヒトデの一種で様々な色彩が存在します。特に鑑賞性の高いオレンジ、レッド、ピンク色の個体はリーフタンクでも見栄えが良く、それに合わせてオレンジ系の色合いが多く流通されています。個体によって腕の数も5~7本とバリエーションが豊富な上、非常に再生能力も高く、腕を自切して無性生殖を行い、切断された腕から新しい個体が再生して繁殖します。
基本情報
生物学的情報 | |
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名前 | ルソンヒトデ |
別名 | |
学名 | Echinaster luzonicus |
分布 | 中部太平洋~インド洋 |
食性 | 雑食 |
グループ | ヒトデ |
飼育要件 | |
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飼育しやすさ | ★★★★★ 容易 |
入手しやすさ | ★★★★☆ よく見かける |
餌付けしやすさ | ★★★☆☆ ふつう |
混泳適正 | ★★★★☆ 混泳向き |
最大体長 | 約10cm |
適正水温 | 24℃前後 |
リーフタンクにおける育成のポイント
水質の変化に敏感で水槽から水槽へ移動させる際は、しっかりと水合わせを行う必要があります。特に急激なpHの変化に注意してください。また、ヒトデの仲間の特性として二枚貝を捕食する可能性があるため、リーフタンク内ではシャコガイの幼体との混泳にはご注意ください。
タンクメイトとして
色彩的にオレンジ系の色合いがリーフタンクに映えるヒトデです。主に岩陰に隠れますが、鮮やかな体色から発見もしやすいので複雑に形成したライブロックのレイアウトでも十分に観賞を楽しむことができます。
ルソンヒトデ まとめ
再生能力が高く無性生殖による個体増殖に期待できます。動きが緩やかな海洋性生物でリーフタンクに彩を求めていれば本種が最適です。
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