タイドプールとなるような浅い岩礁エリアに生息するウニの仲間で、一般的に知られているウニとは異なり、骨格表面に4~5か所の間歩帯裸状域という棘が生えない部分があるのが大きな特徴を持っています。
主に管足と呼ばれる器官と棘を使って動き回り、外敵から身を守るために砂利や藻屑(もくず)を纏って自信の体を隠すしながら行動する習性があり、なおかつ、不用意に発生した海藻類を捕食してくれるため、リーフタンクではお掃除屋さんとして重宝します。
基本情報
生物学的情報 | |
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名前 | コシダカウニ |
別名 | |
学名 | Mespilia globulus |
分布 | 西部太平洋~インド洋 |
食性 | 草食(藻類) |
グループ | ウニ |
飼育要件 | |
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飼育しやすさ | ★★★★★ 容易 |
入手しやすさ | ★★★★☆ よく見かける |
餌付けしやすさ | ★★★☆☆ ふつう |
混泳適正 | ★★★★☆ 混泳向き |
最大殻径 | 約5cm |
適正水温 | 20~25度前後 |
リーフタンクにおける育成のポイント
丸く小型の毛玉のような生物で、他のウニの仲間とはことなり、岩盤やライブロックに密着せずに菅足を伸ばして体を浮かせたような状態でゆっくりと歩行します。カラーバリエーションも豊富なこともあり、リーフタンクでも十分な存在感を感じられるほどで鑑賞性も決して悪いものではありません。
また、サンゴの破片や海藻などをくつっけてサンゴのレイアウトを巻き込むことなく歩行する姿はとてもユニークでリーフタンクのお掃除屋さんとして働いてくれます。
クリーナーとして
水槽内に発生してしまう海藻の新芽や藻屑を体に纏う習性があるため、結果的にリーフタンク内の清掃活動をしてくれるクリーナー生体として導入されます。転がっている小さな貝殻やサンゴの破片などを絡みとってくれるため、人の手の届かないエリアの掃除も自由気ままにしてくれます。
コシダカウニ まとめ
水槽の底面からライブロックをよじ登り、下部にある口から石灰藻などを削ぎ取るほどの捕食行動はあまりせず、菅足を使って水槽の側面も貼り付いて行動するウニの仲間です。藻屑を体に纏う習性があるため、結果的にリーフタンク内の清掃活動をしてくれます。
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