カクレクマノミをはじめとする、クマノミの仲間です。
カクレクマノミは海水魚飼育の人気を高めた、まさにマリンアクアリウムの立役者的な存在の魚種です。
このグループはイソギンチャクと共生する習性を持ち、水槽内でもその様子が観察できます。
なお、イソギンチャクとの共生はクマノミの飼育において必須のものではありません。
流通量は圧倒的に「カクレクマノミ」が多いですが、そのほかのクマノミにも様々な魅力を持った種がいます。
リーフタンクとの相性
クマノミの仲間と、リーフタンクとの相性は比較的良いです。
このグループはサンゴと飼育しても基本的に問題を起こしません。
ただし、クマノミが共生するイソギンチャクとサンゴの組み合わせは相性が良くありません。
イソギンチャクは歩き回り、触手の先にある刺胞毒で他のサンゴを攻撃してしまうからです。
カクレクマノミは一部のサンゴを代用として共生します。
共生する姿を見たい場合はイソギンチャクの代わりとして一部のサンゴが有効ですが、サンゴからするとクマノミの共生はそこまで歓迎的ではないようです。
サンゴがメインの場合は、無理に共生させる必要はありません。
クマノミはイソギンチャクがなくとも特にストレスは感じないうえ、終生飼育も可能です。
クマノミ単独で考えれば、リーフタンクとの相性は比較的良い魚種といえるでしょう。
餌付けについて
比較的人工飼料に餌付きやすいグループです。
基本的に、餌付けで困ることはあまりないでしょう。
最初から人工飼料を与えても問題なく食べてくれることが多いです。
もし食べない個体の場合は、冷凍または活のイサザアミ(ホワイトシュリンプ)を与えると、良い結果が得られることが多いでしょう。
主なクマノミ
マリンアクアリウムにおいて、比較的流通量の多いクマノミの解説は以下の記事をご確認ください。