イソギンチャクに近縁なソフトコーラルの仲間です。
直径4~8mm程度のポリプを展開し、浅瀬の岩の上にマット状の共肉でつながった大きな群体をつくります。
このグループの最大の特徴はカラーバリエーションの豊富さです。
グリーン、オレンジ、ピンク、レッドなどが様々なカラーがあり、ポリプの中心部に色が付いているものもあります。
ポリプそのものと異なるカラーを持つことも多く、その組み合わせは個体により千差万別です。
マメスナギンチャクを専門に集めている方もいるほど、コレクション性の高いグループです。
海水魚との相性
基本的に海水魚との相性は良好です。
多くの魚種と問題なく混泳できます。
ただし一点、ライブロックの上を這うように泳ぐ魚種がいると、マメスナギンチャクの上に乗った時にポリプを閉ざしてしまうことがあります。
マメスナギンチャクは刺胞毒(後述)を持ちますが、基本的に対サンゴ用の毒であるため、魚には無害です。
刺胞毒に注意
マメスナギンチャクは他のサンゴに比べて少し強めの刺胞毒を持っています。
このため配置には注意が必要で、ほかの種類のサンゴとは隣接しないように配置しましょう。
マメスナギンチャクは他のサンゴと隣接すると、刺胞毒で相手のサンゴを攻撃してしまいます。
隣接して配置なければ、特段問題はありません。
刺胞毒は主に他種のサンゴに対して発揮される毒ですが、皮膚が敏感な方は反応してしまう場合があります。
反応する方は手荒れの原因になる場合もありますので、メンテナンスの際はできるだけゴム手袋を用いてください。
素手で触るのはおすすめできません。
主なマメスナギンチャク
マリンアクアリウムにおいて、比較的流通量の多いマメスナギンチャクの仲間の解説は以下の記事をご確認ください。