カーリー(アイプタシア)を食べる生物たち

カーリーを食べると言われている生物は数多存在しています。

今回はカーリーを食べる生物たちについて、日本のアクアリウムルートで流通する種類に絞って解説していきます。
※カーリーという呼称は実際には正しくないため、本記事ではアイプタシアの呼称を用いていきます。

別記事でカーリー(アイプタシア)の詳細について解説しています。

カーリー(アイプタシア)駆除生物を水槽に入れる前の注意点

まずは共通した導入前の注意点です。
それはサンゴ中心のリーフタンクに収容するにはリスクが高いということ。

カーリー(アイプタシア)の概念は「小型で再生力と繁殖力の強いイソギンチャク」をひとまとめにした呼称です。つまり、イソギンチャクを食べる生物は「同じ花虫綱に分類されるサンゴ」を食べてしまうリスクが常にあります。

サンゴの仲間も非常に多岐に渡るため、あらゆるサンゴを食べてしまうような生物は多くありません。
しかし、種類の組み合わせによっては育てているサンゴが積極的に食べられてしまうというリスクがあることを忘れてはいけません。

食害されやすいサンゴの一例
イエローポリプ
イタアザミ・ウミアザミの仲間
ディスクコーラルの仲間
アワサンゴ・ハナガササンゴの仲間
ハナサンゴ・ミズタマサンゴの仲間
ハナガタ・ヒユサンゴの仲間

ソフトコーラルではイエローポリプを筆頭にマメスナギンチャクやディスクコーラルなど、小さなイソギンチャクに似た柔らかいポリプを持つものは食害されてしまう可能性が高く注意が必要です。
ハードコーラルではLPSの仲間が食害を受けやすく、ふわふわした共肉やポリプを持つものは危険です。
LPSではハナガタサンゴやヒユサンゴ、オオトゲキクメイシなどは特に注意が必要です。

※総じて柔らかいポリプや共肉を持つものは食害にあいやすい傾向があります。
サンゴへの食害を考慮すると、リーフタンクでは駆除剤を用いて対処するのが最も安全です。

こちらの記事ではカーリー駆除剤の使い方と注意点について解説しています。

一方で海水魚などサンゴ以外の生物を中心とした水槽ではアイプタシア駆除に用いること自体は問題ありません。しかし、混泳相手の相性もあるため飼育している生物と一緒にしても問題ない組み合わせである必要があります。

カーリー(アイプタシア)を食べる海水魚

まずは海水魚から。
海水魚では体長が平均して10cm以上、20cm以下のサイズになる種類が中心になります。
そのため、横幅60cm以上の水槽に収容するのが向いています。

種類によってはかなり積極的にアイプタシアを食べるため、大型水槽でアイプタシアが大量に増えてしまった場合に活躍してくれます。

しかし、柔らかい共肉やポリプを持つサンゴを好んで食べる種類もいることから、サンゴ中心のリーフタンクに収容することはお勧めできません。

カゴカキダイ

日本のアクアリウムルートで流通する海水魚ではカゴカキダイが最もアイプタシアを好んで食べる海水魚として挙げられます。

個体差もありますがカゴカキダイは積極的に小型イソギンチャクを食べます
最大体長:15~20cmほど
サンゴとの相性
アイプタシアを食べる確率
注意事項イソギンチャクに近い形状、質感のものは食べてしまう

実際に筆者が試してみた生物では最も効率よくアイプタシアを食べてくれました。
最も慣れさせた個体では、指やピンセットで摘まんだままのアイプタシアをそのまま食べてくれたこともあるほどです。

しかし、本種も例外なく「個体差」が存在しており積極的に食べる個体もいれば人工エサが多いとそちらばかり食べてしまう個体もいます。それでもエサを絞ればアイプタシアを食べてくれることが多いため、日本国内で流通している生物のなかでは最も駆除役としての実感を得ることができると言えます。

飼育する上での注意点としては最大で20cmほどで体高もあるため、60×45×45cmの以上のサイズの水槽が必要なことです。また、目が良く臆病な性格でもあるので人が近づくと驚いて水槽中を激しく泳ぎまわったり飛び出したりもします。

カゴカキダイを導入するにはスペースに余裕のある大型水槽が望ましいでしょう。

口の構造はイソギンチャクのようにフワフワしたポリプを食べることに適しているようで、吸い込むようにして食べます。SPSなどはあまり積極的に突くことはありませんが、イソギンチャクのようなポリプを持つサンゴは食べられてしまう可能性があるため注意しましょう。

小さなアイプタシアが大量に増えてしまったときの切り札になるカゴカキダイの幼魚

カワハギの仲間

カワハギの仲間はポリプ食性のものがしばしば見られます。
有名なものではパリトキシンという猛毒をもつソウシハギで、これはイワスナギンチャクを捕食することで生体濃縮により蓄積されたものを由来としています。しかし、ソウシハギは最大で1m近くにまでなることから一般家庭での飼育に向いているとは言えません。

ソウシハギは体長が最大で1m近くなるため、一般的な水槽での飼育は向いていません

カワハギの仲間ではソウシハギのような大型種も少なくないため、アイプタシアの駆除役としては小型の種類に限定されます。60cm以下の小型水槽では最大で10cmを超える程度のフチドリカワハギ、それ以上の水槽では最大で20cm近くになるモロコシハギなどが向いています。

フチドリカワハギ
最大体長:10~15cmほど
モロコシハギ
最大体長20cmほど
サンゴとの相性
アイプタシアを食べる確率
注意事項マメスナギンチャクと近縁のサンゴを食べてしまう可能性が高い

カワハギの仲間は比較的アイプタシアを食べてくれる傾向はありますが、マメスナギンチャクなどを齧ることもあることから注意が必要です。また、エビなど甲殻類を好んで食べる種類も多いことから、後述のエビとの混泳も避けたほうが無難です。

ヤッコ・チョウチョウウオの仲間

おなじみのヤッコやチョウチョウウオの仲間もアイプタシアを捕食する種類が多く見られます。
基本的にはポリプ食性の強い種類であればアイプタシアを捕食する可能性が高いですが、カゴカキダイやカワハギの仲間に比べると水槽内では積極的に食べることは少ないようです。

特に人工飼料に餌付いている個体は味の好みが変わるのか、あまりアイプタシアを食べなくなってしまうことが多く見られます。

むしろカーリーよりもサンゴ(特にハードコーラル)のポリプを好んで食べる種類が多いため、ヤッコやチョウチョウウオの仲間をリーフタンクに収容するのはお勧めできません。

ポリプ食性が強いチョウチョウウオ
Centropyge属のヤッコ
サンゴとの相性×
アイプタシアを食べる確率
注意事項LPS、SPSともに食べられてしまう可能性が高い

どちらかといえばアイプタシアを積極的に食べてもらうというよりも、人工飼料に餌付かない場合の最終手段としてアイプタシアを与えてみると「食べるかもしれない」程度に捉えておくのがよいでしょう。

ヤッコやチョウチョウウオを入れる水槽は必然的に海水魚中心のコミュニティタンクに限定されますが、先住のヤッコやチョウチョウウオがいると激しくケンカすることがあるので注意しましょう。

カーリー(アイプタシア)を食べる甲殻類

エビの仲間はLysmata属の数種類がアイプタシアを捕食します。
代表的な種類としてはペパーミントシュリンプ(Lysmata wurdemanni)がおり、他にはアカモエビと呼ばれるLysmata kuekenthali、ごく稀にキリコグラスシュリンプの名前でLysmata ankeriが売られることがあります。

先述の海水魚よりは収容スペースが小さくても問題ないため、小型水槽に発生したアイプタシアの駆除に向いています。

筆者のイチオシはアカモエビことLysmata kuekenthali
華奢な雰囲気の種類が多いLysmata属にあってマッシヴな体形と模様が魅力

ペパーミントシュリンプをはじめとしたLysmata属のエビはアイプタシア駆除の定番として扱われることが多いですが、アイプタシアを「積極的に捕食するロット」と「あまり積極的に襲うことはないロット」に分かれることがあり、水槽導入直後においては当たり外れがある可能性があります。

あまり積極的に襲わないロットに当たってしまった場合は、少しの間餌を控えて空腹になるとアイプタシアを襲い始めることもあります。アイプタシアを食べない場合は試してみてください。

ペパーミントシュリンプ
Lysmata wurdemanni
アカモエビ
Lysmata kuekenthali
キリコグラスシュリンプ
Lysmata ankeri
サンゴとの相性×
アイプタシアを食べる確率
注意事項ハナガタサンゴグループなど柔らかい共肉を持つサンゴとは相性が悪い

サンゴとの相性は、小型イソギンチャクを食べるという性質から似た形態のポリプを持つものは危険です。
マメスナギンチャクなどは表皮が厚いためポリプが閉じていれば食害されてしまう可能性は下がりますが、ポリプを開けなくなるストレスにより弱ってしまうことがあります。

エビの仲間でアイプタシアを駆除するのであれば、必ずサンゴを別水槽に移すなどして食害されない対策をとる必要があります。

カーリー(アイプタシア)を食べるその他の無脊椎動物

イトマキヒトデ

サンプに発生したアイプタシアを駆除するのに最適な生物としてはイトマキヒトデがいます。
イトマキヒトデはヒトデとしては獰猛な肉食性で、動物質のものなら何でも食べようとします。

アイプタシアも例外でありません。
ヒトデであるため動きは遅いですが、サンプ内に発生したアイプタシアの数を確実に減らしていきます。
また、人があまり手を伸ばすことのできないオーバーフローのコーナーカバー内に発生してしまったアイプタシアの駆除役として活躍します。

サンプやオーバーフロー水槽のコーナーカバー内における最強の掃除屋
イトマキヒトデ
サンゴとの相性×
アイプタシアを食べる確率
注意事項動物質のものならなんでも食べてしまう

注意点としては、サンゴも捕食するため本水槽に収容はできないことと、万が一死んでしまったときにサポニンという毒性のある物質を放出することです。

イトマキヒトデの死因はエサがなくなって餓死してしまうことが多いため、サンプ内にアイプタシアがいなくなったら給餌を行います。毎日ではなく週に2~3回ほど少量のペレット人工飼料を数粒落とす程度で充分です。

アイプタシア以外にもカンザシゴカイやチグサガイといった水槽内、特にサンプ内で増えやすい無脊椎動物を捕食することから、そういったベントス(底生生物)が過剰に増えてしまうことにも貢献してくれます。

LPSを中心としたリーフタンクではサンゴの残り餌がサンプへ落ちるので、カーリー駆除役を兼ねた残り餌の掃除屋として活躍します。一方で栄養が不足しやすいSPSリーフタンクではサンプへの導入は避けたほうが安心です。

生物であるため完全なメンテナンスフリーとはいきませんが、必要な事項を守れば大型水槽のサンプにおける掃除屋として活躍してくれることでしょう。

ウミフクロウ

同じくサンプの掃除屋としてはウミフクロウもいます。
ウミフクロウは肉食性の強いウミウシの仲間で、海藻から動物の死骸など何でも食べる幅広い食性を持っています。その中にはアイプタシアをはじめ、イソギンチャクの仲間も捕食の対象になっているほどです。

サンゴとの相性
アイプタシアを食べる確率
注意事項小型イソギンチャク、ディスクコーラルなどは食べてしまう

サンゴとの相性は食べられない種類もいるため、サンゴの種類を絞ればリーフタンクの本水槽にも導入は可能です。しかし、口を伸ばしてアイプタシアを吸い込むように食べることから近いサイズのディスクコーラルやイエローポリプなどは食べられてしまうようです。

一方でマメスナギンチャクやスターポリプのように、ポリプが閉じたときに厚く硬い表皮に守られるようなサンゴは食害に合いにくい傾向があります。※絶対に食べられないという保証があるわけではありません。

ウミフクロウが食べることができないサンゴは存在しますが、もちろん相性の悪いサンゴもいますのでリーフタンク本水槽へのむやみな投入はお勧めできません。

アイプタシア退治用に導入するのなら、食べられてしまう恐れのあるサンゴは必ず隔離しましょう。
どちらかといえばサンプ内の掃除役として導入されるのがお勧めです。

本種も大食漢でエサが不足すると餓死してしまうことがあるので、収容するのであれば時折人工飼料や貝の中身などを与えてあげましょう。

その他の無脊椎動物

ここからはマリンアクアリウムルートでは見かける機会は稀ですが、アイプタシアを食べる可能性のある生物を少し紹介しましょう。

ただし、リーフタンクにおけるアイプタシア駆除役として活躍するというよりは、どちらかといえばリスクがあるという注意事項になります。

ミノウミウシの仲間

ミノウミウシの仲間ではオオミノウミウシ(Aeolidia papillosa)がアイプタシアの中でもセイタカイソギンチャク(Exaiptasia diaphana)の天敵として知られていますが、オオミノウミウシは寒流系のウミウシであるためほとんど流通しません。ですが、ミノウミウシグループは主に刺胞動物を食べる種類が多いことからアイプタシアを捕食する種類は少なくないと予想されます。

砂地にいるイソギンチャクを食べるとされるCerberilla属のウミウシ
※画像はCerberilla annulata

しかし、一部の種類にはソフトコーラルを好んで食べるものもいるためミノウミウシの仲間を安易にリーフタンクへ収容するのは避けたほうがよいでしょう。センジュミノウミウシなどはスターポリプやハナヅタの仲間を食べることが知られています。キッカミノウミウシはウミキノコやカタトサカの共肉をやすりで削ったように食べてしまいます。

ミノウミウシの仲間も食性に偏りがあることから、種類のはっきりしないものを安易にリーフタンクへ入れてしまうとサンゴを食害されてしまう可能性があるので注意しましょう。

スターポリプを食べるセンジュミノウミウシ
ウミキノコを食べるキッカミノウミウシ
サンゴとの相性×
注意事項サンゴを食べてしまう種類もいる

肉食性タカラガイの仲間

肉食性のタカラガイもイソギンチャクを食べるとされる種類もいますが、ヤギやトサカなどを専食するものもいます。ウミウサギガイなどはウミキノコやウネタケの仲間を好んで食べる性質を持っているので同様に注意が必要です。

トゲトサカを食べるテンロクケボリ
ウミキノコやカタトサカを食べるウミウサギガイ

ホシダカラの大型個体はイソギンチャクを捕食することもありますが、幅広い肉食性を持ちソフトコーラルやカイメンなども食べてしまうことからリーフタンクには向いていません。さらに大型個体は人の拳大サイズになることからレイアウトを崩してしまう可能性も高くアイプタシアの駆除役としては期待しないほうがいいでしょう。

ただし、サンプ内に発生したカイメンやカンザシゴカイの仲間を掃除する役目を担える可能性はあります。

ホシダカラはその食性とサイズが大型でレイアウトを壊すことからリーフタンクには向いていません
サンゴとの相性×
注意事項サンゴを食べてしまう種類もいる

ウミグモの仲間

イソギンチャク食性を持つ無脊椎動物で変わり種なのはウミグモの仲間です。

ウミグモの仲間はイソギンチャクの体液を吸う寄生性の種類がおり、入荷したばかりのイソギンチャクなどで稀に付着していることが見られることがあります。しかし、深海性のもの以外は小型の種類が多いことからアイプタシアの駆除にはあまり役に立たないかと思われます。

さらに生態に謎が多いグループでもあり、サンゴへの影響もわからないことが多く、イソギンチャクの体液を吸うのであればサンゴのポリプに対しても食害する可能性が考えられます。

そもそも流通自体が極めて稀でもあることから、アイプタシア駆除役として水槽に導入するのは難しいといえます。

ウミグモの仲間にはイソギンチャクの体液を吸うものがいます
サンゴとの相性
注意事項生態に謎が多く、サンゴへの影響もよくわからない

これらのような特殊なポリプ食性の無脊椎動物はリーフタンクにおけるアイプタシアの駆除役としては決して向いているとは言えません。しかし、逆にこれらの生物を飼育する際にはアイプタシアを生餌とすることで飼育ができるようになるかもしれません。

総じてアイプタシアを食べる可能性を持っている種類はいるものの、サンゴへの食害も懸念されることからアイプタシア駆除を目的としてサンゴ中心のリーフタンクへ導入することは安易にお勧めすることはできません。

カーリー(アイプタシア)を食べる生物をリーフタンクで活用する方法

基本的にはサンゴと同じ水槽に入れるには食害されてしまうリスクがあることから避けたほうが安心であることはこれまで述べてきたとおりです。あくまで本水槽内においては駆除剤を使用する方法が推奨です。

しかし、意外な盲点としてオーバーフロー水槽ではサンプやコーナーガードの内側などにアイプタシアが育ってしまうエリアがあります。そういったスペースに1個体でも侵入するとそこから無数に増殖していくことになり、やがて本水槽内にも現れるようになります。

サンプ内にアイプタシアがいると配偶子の放出により本水槽内にも現れるようになります

そういったアイプタシア生産スペースを作らないようにサンプなどサンゴの入っていないスペースに絞れば、アイプタシアを食べる生物たちは駆除役として充分に活躍してくれます。

オーバーフロー水槽におけるアイプタシア駆除方法の違い
Ⓐ駆除剤を使うエリア(サンゴが収容されている場所)
Ⓑアイプタシアを食べる生物を収容できるエリア

サンプにこれらの生物を収容する場合は、アイプタシアが根絶されるとエサがなくなり餓死してしまう可能性が出てきます。つまり、ただ入れっ放しにするのではなく時折エサを与えることを忘れないようにしましょう。

サンゴや魚への給餌でサンプに落ちた残り餌の掃除役も兼ねるわけですが、給餌量の多いLPS水槽であれば問題なくても、給餌量を抑えるSPS水槽では摂取栄養が不足してしまう可能性があるのです。

そういった意味でも、サンプやコーナーガードの内側に収容するアイプタシア対策の生物はペパーミントシュリンプをはじめとしたLysmata属のエビ、もしくはイトマキヒトデなどが適しています。

小型水槽のサンプにはLysmata属のエビがおすすめ
大型水槽のサンプにはイトマキヒトデでもOK

また、これらの生物を収容するのであればオーバーフロー管プロテインスキマー循環ポンプの吸水口に吸い込まれてしまわないようガードを付けることを忘れないようにしましょう。

まとめ

結論として、サンゴを中心としたリーフタンクにアイプタシアを食べる生物を駆除役として導入するのはお勧めできません。しかし、使い方を限定すればリーフタンクにアイプタシアが蔓延してしまうことを予防することができます。

ひとくちにアイプタシアを食べるといっても、それだけを専食にしている生物がアクアリウムルートで流通することは現状ありません。そのため飼育しているサンゴや生物によっては組み合わせの相性が悪く、食害など予期せぬトラブルが起こる可能性が常にあります。

アイプタシア駆除を目的に生物を導入するのであれば、予めその生物の性質をしっかりと把握していることが前提となります。

水槽内にアイプタシアが発生しているのを見つけたら、慌ててこれらの生物を導入する必要はありません。
まずは水槽内をしっかり観察し、どのくらいの数のアイプタシアが発生してしまっているかを確認することから始めましょう。

数匹程度では駆除剤を使用する方法が最も早く確実です。
しかし、放っておいたり見逃しているとある日突然大量のアイプタシアが増えていることがあります。

駆除剤の使用だけでは手に負えなくなってしまった状況が起こったときに、これらの生物がアイプタシア駆除の強い味方になってくれることでしょう。

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