挿すだけ簡単レイアウト コーラルフラグプラグ

アクアリウムの美しさを引き立てるために、サンゴのレイアウトは非常に重要です。
特に初心者の方にとって、簡単に美しいレイアウトを作る方法を知ることは大切です。
一方で、加工が必要で大掛かりなレイアウトは、敷居が高そうに感じられることもあります。

そこで今回は、「コーラルフラグプラグ」を用いた簡単なレイアウトスタイルを紹介します。

コーラルフラグプラグとは

「コーラルフラグプラグ」とは、サンゴの小さなフラグを固定するためのアイテムです。
ポリカーボネート製のプラグであり、樹脂製で軽量ながら耐久性に優れています。
石灰藻も付着しやすく、景観へのなじみやすさも魅力です。

特に「サンドコーティング」タイプのプラグは、マルコロックと同じ素材でプレート表面をコーティングしているため、より自然な景観になじみやすい仕上がりとなっています。

▼コーラルフラグプラグの特徴について詳しくはこちら

マルコロックを使った簡単レイアウト

マルコロックは、フロリダ半島産の天然石灰岩を利用したリーフタンク用のコーラルロックです。
本来は破砕・接着して加工して利用しますが、そのままでも利用できます。

形状はお好みのものを利用してかまいませんが、特に接地面が平らとなる、「ファウンデーション」シリーズが扱いやすいでしょう。

ファウンデーション
ファウンデーション コーラインレッド

色はナチュラルカラーの「ファウンデーション」と、石灰藻カラーをイメージして塗装した「ファウンデーション コーラインレッド」の2種類があります。

コーラルフラグプラグ サンドコーティング
コーラルフラグプラグ サンドコーティングレッド

プラグも同様の2色展開です。
お好みの方を、色を合わせて選ぶと良いでしょう。

レイアウト方法

  1. ベースの配置: 水槽の底にマルコロックを配置します。
    「ファウンデーション」はベースとして最も安定した形状をしています。
  2. プラグを差し込む:マルコロックの穴にプラグを差し込みます。
    たったこれだけです。
安定した形状が
ファウンデーションの特徴です。
マルコロックに空いている穴に
挿すだけ。

コーラルフラグプラグの軸の直径は3mmとなっています。
よほど小さい穴でなければ、基本的には差し込み可能です。

もし軸が長すぎて入らない場合は、ニッパーなどで軸をカットし、適度な長さに調節できます。

マルコロック ファウンデーションの単体に……
こんな感じでプラグを指し込みます。

フラグサンゴに広く用いられているセラミックプラグは軸が太いため、このように簡単に挿しこむことはできません。

コーラルフラグプラグだからこそできる、簡単なレイアウトといえるでしょう。

セラミックプラグは
軸が太いため、
直接挿すのは困難です。

ポリカプラグ付きサンゴもおすすめ

基本的にはプラグを差し込む前に、プラグにコーラルフラグを接着しておきたいところ。
既にフラグをお持ちの方であればその方法で問題ありませんが、これから新しくはじめたい。

そんな方には「ポリカプラグ付きのフラグサンゴ」がおすすめです。
このポリカプラグには先述した「コーラルフラグプラグ」を使用しています。

プラグに接着・育成済みなので
即導入可能です。
マメスナ・ソフト・LPS・SPSなど
様々なサンゴを取り揃えています。

こちらは既にフラグをプラグに接着・育成済みなので、到着してすぐにレイアウトに使える点が魅力といえるでしょう。
特に、既に立ち上がっている水槽がある場合はサンゴ付きのものを導入するのがおすすめです。

※完全に最初から立ち上げる場合は、まだバクテリアが定着していません。
この場合は位置だけ決めておき、後からサンゴを付けた方が良いでしょう。

挿すだけ簡単レイアウト コーラルフラグプラグ まとめ

「コーラルフラグプラグ」とマルコロックを組み合わせることで、初心者でも簡単に美しいアクアリウムレイアウトを楽しむことができます。

複雑な技術は必要なく、ただマルコロックの穴に挿すだけでOK。
マルコロックの加工も必要ありません。
形状はいろいろありますが、加工なしで使用するなら「ファウンデーション」がおすすめです。

この方法であれば、特にテクニックは不要でどなたでも実践できます。
ぜひこの簡単なレイアウト方法で、フラグサンゴレイアウトの第一歩を踏み出してみてください。

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