コーラルボーン(サンゴ砂) サイズ別の使い方 

コーラルボーンは弊社Plantstechが販売するサンゴ砂の商品名です。
清浄な海岸より採取されたサンゴ砂を、サイズ別に振り分けてパッケージ化したものです。

ひと口にサンゴ砂といってもサイズにより使い方が大きく変わるため、本記事では具体的な使い分けを解説していきます。

底砂に適した粒サイズ

コーラルボーン #0

粒サイズ1mm未満
向いている用途底床に嫌気層を作る ※厚さ2cm以上に敷く
・好気性バクテリア定着を重視した底床 ※厚さ1cm未満で敷く
・砂に潜る生物の飼育 ※飼育する生物の体高に合わせた厚さに敷く

直径1mm以下の粒をふるい分けしたパウダー状サンゴ砂。

砂に潜る生物の飼育のほか、底砂内に嫌気領域を作る用途に向いています。
嫌気領域を作る目的で使用するときは、厚さ2cm以上を目安に敷いてください。

底砂として使用するときの目安
水槽サイズ厚さ1cm厚さ5cm以上
30×30×30cm約0.9リットル未満約4.5リットル以上
45×30×30cm約1.3リットル未満約6.5リットル以上
60×30×36cm約1.8リットル未満約9リットル以上
90×45×45cm約4リットル未満約20リットル以上
120×45×45cm約5.4リットル未満約27リットル以上

コーラルボーン #1

粒サイズ1mm前後
向いている用途底床に嫌気層を作る ※厚さ2cm以上に敷く
・好気性バクテリア定着を重視した底床 ※厚さ1cm未満で敷く
・砂に潜る生物の飼育 ※飼育する生物の体高に合わせた厚さに敷く

直径1mm前後の粒をふるい分けした微粒のサンゴ砂。

#0のパウダー状に比べ、やや水中に舞い上がりにくいので海水魚の飼育にも使いやすいサイズになっています。
嫌気領域を作る目的で使用するときは、厚さ2cm以上を目安に敷いてください。

底砂として使用するときの目安
水槽サイズ厚さ1cm厚さ5cm以上
30×30×30cm約0.9リットル未満約4.5リットル以上
45×30×30cm約1.3リットル未満約6.5リットル以上
60×30×36cm約1.8リットル未満約9リットル以上
90×45×45cm約4リットル未満約20リットル以上
120×45×45cm約5.4リットル未満約27リットル以上

コーラルボーン #3

粒サイズ1mm以上~3mm以下
向いている用途底床に嫌気層を作る ※厚さ3cm以上に敷く
・好気性バクテリア定着を重視した底床 ※厚さ1cmほどで敷く
・砂に潜る生物の飼育 ※飼育する生物の体高に合わせた厚さに敷く

直径1~3mmの粒をふるい分けした小粒のサンゴ砂。

サンゴ飼育と海水魚飼育どちらにも使いやすいサイズです。
嫌気層を作らない使用では厚さ1cm未満、嫌気層を作る使用では厚さ3cm以上を目安に敷いてください。

底砂として使用するときの目安
水槽サイズ厚さ1cm厚さ5cm以上
30×30×30cm約0.9リットル未満約4.5リットル以上
45×30×30cm約1.3リットル未満約6.5リットル以上
60×30×36cm約1.8リットル未満約9リットル以上
90×45×45cm約4リットル未満約20リットル以上
120×45×45cm約5.4リットル未満約27リットル以上

コーラルボーン #5

粒サイズ3mm以上~5mm以下
向いている用途・巣穴を掘る生物の飼育 ※飼育する生物の体高に合わせた厚さに敷く
・好気性バクテリア定着を重視した底床 ※厚さ1cmほどで敷く

直径3~5mmの粒をふるい分けした中粒のサンゴ砂。

サンゴ飼育と海水魚飼育どちらにも使いやすいサイズです。
好気性のバクテリアが定着するための底砂(厚さ1cmほど)や、巣穴を掘る生物の飼育に向いています。

底砂として使用するときの目安
水槽サイズ厚さ1cm厚さ5cm以上
30×30×30cm約0.9リットル未満約4.5リットル以上
45×30×30cm約1.3リットル未満約6.5リットル以上
60×30×36cm約1.8リットル未満約9リットル以上
90×45×45cm約4リットル未満約20リットル以上
120×45×45cm約5.4リットル未満約27リットル以上

コーラルボーン #10

粒サイズ5mm以上~10mm以下
向いている用途・巣穴を掘る生物の飼育 ※飼育する生物の体高に合わせた厚さに敷く
・好気性バクテリア定着を重視した底床 ※厚さ1cmほどで敷く
・好気性ろ材しての使用 

直径5~10mmの粒をふるい分けした小粒のサンゴ礫。

テッポウエビやジョーフィッシュなど底砂に巣穴を掘る生物の飼育に適したサイズです。
好気性のバクテリアが定着するための底砂(厚さ1cmほど)や、生物ろ過用のろ材としても使用可能です。

底砂として使用するときの目安
水槽サイズ厚さ1cm厚さ5cm以上
30×30×30cm約0.9リットル未満約4.5リットル以上
45×30×30cm約1.3リットル未満約6.5リットル以上
60×30×36cm約1.8リットル未満約9リットル以上
90×45×45cm約4リットル未満約20リットル以上
120×45×45cm約5.4リットル未満約27リットル以上

底砂以外に多目的に使える粒サイズ

ここからは、底砂用に単独で使うには大きい粒サイズになります。
ですが用途は底砂用に限りません。

ろ材としても使用したりレイアウト素材としても使用可能です。
アイディア次第でさまざまな用途に活用することができます。

コーラルボーン #15

粒サイズ10mm以上~15mm以下
向いている用途・巣穴を掘る生物の飼育 ※飼育する生物の体高に合わせた厚さに敷く
・好気性バクテリア定着を重視した底床 ※厚さ1cmほどで敷く
・好気性ろ材しての使用 

直径10~15mmの粒をふるい分けした中粒のサンゴ礫。

テッポウエビやジョーフィッシュなど底砂に巣穴を掘る生物の飼育に適したサイズです。
好気性のバクテリアが定着するための底砂(厚さ1cmほど)や、生物ろ過用のろ材としても使用可能です。

底砂として使用するときの目安
水槽サイズ厚さ1cm厚さ5cm以上
30×30×30cm約0.9リットル未満約4.5リットル以上
45×30×30cm約1.3リットル未満約6.5リットル以上
60×30×36cm約1.8リットル未満約9リットル以上
90×45×45cm約4リットル未満約20リットル以上
120×45×45cm約5.4リットル未満約27リットル以上

コーラルボーン #25

粒サイズ15mm以上~25mm以下
向いている用途・好気性ろ材しての使用 
・好気性バクテリア定着を重視した底床 ※水槽底が隠れる程度で敷く
・甲殻類、動物プランクトンの隠れ家 ※3~5cm以上で敷く

直径15~25mmの粒をふるい分けした中粒のサンゴ礫。

好気性のバクテリアが定着するための底砂(厚さ1cmほど)や、生物ろ過用のろ材としても使用可能です。
また、粒が大きいことから粒間に空隙が開くため動物プランクトンの増殖スペースとしても活用できます。

底砂として使用するときの目安
水槽サイズ厚さ1cm厚さ5cm以上
30×30×30cm約0.9リットル未満約4.5リットル以上
45×30×30cm約1.3リットル未満約6.5リットル以上
60×30×36cm約1.8リットル未満約9リットル以上
90×45×45cm約4リットル未満約20リットル以上
120×45×45cm約5.4リットル未満約27リットル以上

コーラルボーン #40

粒サイズ25mm以上~40mm以下
向いている用途好気性ろ過と嫌気性ろ過を兼ねたろ材 
・好気性バクテリア定着を重視した底床 ※水槽底が隠れる程度で敷く
・甲殻類、動物プランクトンの隠れ家
  ※3~5cm以上で敷く

直径25~40mmの粒をふるい分けした大粒のサンゴ礫。

コストパフォーマンスに優れたろ材としても使用可能で、好気と嫌気のバランスの良いろ材としても使用できます。

底砂用として使うには難しいサイズですが、粒間に空隙が開くため、底に敷くことで動物プランクトンの増殖スペースとしても活用できます。

コーラルボーン #100-200 枝

粒サイズ100mm以上~200mm以下
向いている用途レイアウト用素材として
・甲殻類、動物プランクトンの隠れ家
 ※3~5cm以上で敷く

直径100~200mmサイズの大きなサンゴ礫から枝状やスティック状のものを選別したものです。

隠れ家を必要とする生物の飼育や、レイアウト素材としても使用もオススメです。

底砂用として使うには難しいサイズですが、粒間に空隙が開くため、底に敷くことで動物プランクトンの増殖スペースとしても活用できます。

コーラルボーン #100-200 塊

粒サイズ100mm以上~200mm以下
向いている用途好気と嫌気を兼ねたろ材
レイアウト用素材として
・ライブロックの代替

直径100~200mmサイズの大きなサンゴ礫から塊状のものを選別したものです。

表面は好気性バクテリアの住処となり、内部は嫌気性バクテリアの住処となります。
好気と嫌気両方のバクテリアを機能させられることから、ライブロックの代替品としてもお使いいただけます。※バクテリアは別途必要です。

コーラルボーン(サンゴ砂)サイズ別の使い方 まとめ

ひと口にサンゴ砂といってもさまざまなサイズがあり、なかには砂とはとても言えない礫サイズのものもあります。
そして、それぞれのサイズに応じた使い方が存在しています。

サイズや形状により底砂としてだけでなく、ろ材やレイアウト素材としても活用することができます。

向いている生物や詳しい使い方などは、単独の別記事で詳しく解説していますので、より詳しく知りたい方はそちらも併せてお読みください。

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