目次
はじめに
サンゴは美しい色彩と独特の形状でアクアリウムを彩る人気の生物です。
しかし、サンゴの飼育は難しいというイメージがあり、初心者にはハードルが高いと感じられることもあります。
ですが、近年では製品の技術・品質の向上により、ひと昔前に比べるとずいぶんと飼育しやすくなってきています。相応の飼育設備を整えれば、基本的なアクアリウムの経験をお持ちの方なら少し経験に応用を利かせるだけで飼育可能といえるでしょう。
今回は、初心者でも比較的飼育しやすいサンゴの種類と、その特徴について紹介します。
ソフトコーラル
ソフトコーラルは、骨格を持たない柔らかいサンゴです。
サンゴの中でも比較的飼育しやすい物が多く、初心者に最適とされているものも多いです。
以下に、代表的な種類を紹介します。
マメスナギンチャク
- 特徴: 小さなポリプが集まって群体を形成したソフトコーラルです。色鮮やかで、様々な色彩のものがおり、コレクションも楽しめます。
- 飼育ポイント: 強い光を必要とせず、低から中程度の水流で育ちます。水質の変化にも強めです。
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ウミキノコ
- 特徴: 傘のような形状で、成長が早く、丈夫で飼育が容易です。色彩も豊富です。
- 飼育ポイント: 中程度の光と水流を好みます。水質の変化にも比較的強めです。
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スターポリプ
- 特徴: 小さな星形のポリプが群体を形成したソフトコーラルです。成長が早く、鮮やかな緑色が特徴です。
- 飼育ポイント: 中程度の光と水流を好みます。水質の変化にも強く、丈夫で飼育が容易です。
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ディスクコーラル
- 特徴: 平らで円盤状の形状が特徴のソフトコーラルです。
色彩が豊富で、青や赤、緑など様々な色があり、コレクションも楽しめます。 - 飼育ポイント: 中程度の光と水流を好みます。水質の変化にも比較的強く、丈夫で飼育が容易です。
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バブルディスク
- 特徴: 鮮やかな色彩と独特の形状が特徴のソフトコーラルです。基本的な性質はディスクコーラルに準じます。
- 飼育ポイント: 中程度の光と水流を好みます。水質の変化にも比較的強めです。
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LPSハードコーラル
LPSハードコーラルは、大きなポリプを持つ石灰質の骨格を持つサンゴです。
ソフトコーラルよりも飼育が難しいとされますが、種類によっては比較的飼育しやすいものもいます。
以下に、代表的な種類を紹介します。
ナガレハナサンゴ
- 特徴: ハンマーのような形状のポリプが特徴のLPSです。色彩が美しく、動きがあります。
刺胞毒が強く、近くのサンゴを攻撃することがある点に注意しましょう。 - 飼育ポイント: 中程度の光と水流を好みます。カルシウムやマグネシウムの補給が必要です。
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トランペットコーラル
- 特徴: トランペットのような形状のポリプが特徴のLPSです。成長が早く、丈夫です。
こちらも刺胞毒が強く、近くのサンゴを攻撃することがある点に注意しましょう。 - 飼育ポイント: 中程度の光と水流を好みます。定期的な給餌が必要です。
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スコリミア
- 特徴: 丸く大きなポリプが特徴です。色彩が非常に豊富で、赤や緑、オレンジなど様々なカラーリングのものがおり、コレクションも楽しめます。
- 飼育ポイント: 中程度の光と水流を好みます。
カルシウムやマグネシウムの補給が必要ですが、水質の変化にも比較的強く、丈夫で飼育が容易です。
給餌を行うことで、状態が上がりやすくなります。ペット感覚で飼育できるサンゴともいえるでしょう。
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キッカサンゴ
- 特徴: 大きなポリプが特徴で、色彩が豊富です。赤や緑、紫など様々な色が楽しめます。
- 飼育ポイント: 中程度の光と水流を好みます。カルシウムやマグネシウムの補給が必要です。
水質の変化にも、比較的強めです。
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ウィスカーズコーラル
- 特徴: 長い触手を持つポリプが特徴で、動きがあります。色彩も美しく、緑や褐色などが一般的です。
- 飼育ポイント: 中程度の光と水流を好みます。定期的な給餌と、カルシウムやマグネシウムの補給が重要です。
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まとめ
サンゴの飼育は確かに挑戦的ですが、適切な種類を選び、基本的な飼育ポイントを押さえれば、初心者でも美しいアクアリウムを楽しむことができます。
今回紹介したサンゴは、比較的飼育が容易なため、はじめてのサンゴ飼育にもおすすめできる種類です。
どのサンゴを飼育してみようか迷ったら。
ぜひ、これらのサンゴをあなたのアクアリウムに取り入れてみてください。
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